2024.08.25 by haishima
埼玉県さいたま市のスズキハスラー様より左後部の大きなヘコミの修理のご依頼です。
ご覧になってお分かりの様にかなり強くぶつかって潰れるように変形しています。
外板のクオーターパネルは新品部品と交換です。
これは中々大変な修理です。
写真で見ると僅か3枚の写真で紹介いたしますが、実際はここまでの作業が一番大変です。
後方から前方に向けて力が入っているので、逆に後ろ方向に力を加えて潰れている部分を引き出す必要があります。
この作業が適正に行われていないと、新品のクオーターパネルが正常に取り付けできないからです。
ちなみに、引っ張るとはいっても鉄の塊を寸法通りに引き出すわけですから、そう簡単には引き出せない訳です。引っ張っては寸法を確認し、新品部品を仮合わせして部品と部品の隙間などを確認し、再度引っ張る・・・と、この作業を何度も繰り返して正常な形に復元するわけです。
この新品部品のクオーターパネルは溶接パネルと云って、溶接することで固定されている部品です。ですのでスポット溶接とMIG溶接を行い取付いたしました。
溶接の後に下地を作り全面サフェーサ塗装を行い、再度下地を作成したら上塗り塗装の開始です。なるべく埃などが付着しないように慎重に塗装いたします。
ちなみに、当店では塗装前の清掃ではモップ、掃除機を使用し塗装時に浮遊する埃を取り除くためにミストも活用して綺麗に塗装しています。
塗装後は焼き付け乾燥を行い磨き作業を行ないます。
最終的にこの磨き作業で仕上がりレベルが決まります。当店ではコーティングで培った磨き技術を積極的に取り入れて、ハイレベルの仕上がりを実現いたします。
コーティングにおいての磨き作業は文字通り「磨く」作業ですが、塗装後の磨きはまず「研磨」が必要でその後に「磨く」作業となります。
研磨と磨きの二通りのポリッシュ工程を組み込むことで、塗装後の塗膜を最高の状態に仕上げます。
この度は数あるショップから当店をお選びいただきまして誠にありがとうございました。
感謝・報恩・貢献 お客様とのご縁に心より感謝申し上げます。
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